僕がまだ小学生の頃でした。その当時は外で秘密基地作り、ザリガニ捕まえなどいろんな外遊びをしていました。ある日、友達と鬼ごっこをしていた時のことです。

隣の神社に逃げ込むと段ボールが置いてあり、中からネコの鳴き声がしたのです。中を覗くと小学生の手にも収まるほどのネコがいました。僕は鬼ごっこのことなど忘れ急いで水をあげました。

それからドジョウを捕まえてあげるとなんと食べたのです。僕は愛おしくなりました。それからその子を買うことに決めました。
しかし、当時僕はおばあちゃんの家に住んでおり、おばあちゃんはペット反対派だったので買うことは許されていませんでした。

そのため、裏庭の林の中で隠れて買うことに決めました。学校の帰りにおこづかいで魚肉ソーセージをあげたり、近所でとれた小魚をあげたり、すごく楽しい時を過ごしていました。

その子猫も随分と僕に懐いてきてくれてある時、家の中に入ってきてしまったのです。おばあちゃんはなんだこれはと言いました。
僕は近所の猫が迷い込んだのではとしらを切りました。

ですが結局バレてしまい、どこかに捨てて来い言われました。僕は泣きそうでした。捨てるだなんてそんな簡単にできるはずもありません。ネコも僕の足にすり寄ってきて離れません。

僕はしばらくネコと一緒に近所を散歩しました。長く続く田んぼの一本道、僕は残酷な決断をしました。最後にその子をめいいっぱいなでた後、駆け足でその場から去りました。

少し後ろを振り返るとその子は頑張って追ってきます。次第に距離も遠くなり最後に振り返るともうそこにはその子の姿はありませんでした。