私の家族は4人家族で、家族全員物静かな一家でした。

父と母、私と妹で暮らしていて、仲は悪くありませんが、食卓で沢山会話をするというよりはテレビの声を聞きながら黙々と食べるような家庭でした。

当時高校生だった私ですが、まさか猫を飼う事になるとは当時思いもしませんでした。

陸上部のマネージャーだった私ですが、ある時、先輩が、友達が猫を3匹拾ったから飼ってくれる奴いないか?と声をかけていました。

手にしていた携帯を見ると、そこにはとっても可愛らしい子猫3匹の写真がありました。

その中でも、ひときわ真っ白な子猫の姿がこちらをじっと見つめていました。 一目惚れだったんでしょうね、「飼いたいです!」と考えもなしに言っていました。

家に帰って早速家族に事を話しました。
最初は反対していた母ですが、事情を聞き写真を見て、ついに飼う事を許してくれました。

先輩の友達と待ち合わせをして、カバンの中でぐっすり眠る白い子猫と対面しました。それまでずっと静かだったのですが、新しいカバンの中に移し替えた途端、異変に気付き、けたたましい声でミーミー鳴き始めました。

よほど拾い主さんに心を開いていたんだな…と思うと、少し心が痛くなりましたが、「大切に飼います…!」と伝え、 鳴き声が鳴り止まぬまま、家に帰りました。

そこからの家の雰囲気は一変。この家の中心はこの猫で回り始めました。
1番の変化は、専業主婦の母です。

毎日岩合光昭さんの世界ネコ歩きをかかさずチェックし、 街に繰り出せば猫グッズに飛びつき、ありとあらゆる猫に関するものに囲まれていきました。

また、それまで何の変哲もなかった家族の会話が、ほぼマリン(と名付けました)の事で会話が成り立つようになりました。

マリンの一つ一つの動きに反応し、「可愛いね?」とひたすら褒め称える毎日です。

帰省する時に関しても、マリンちゃん置いていくのはかわいそうだから交代で帰りましょう、となったり、午後の買い物で遅くなった日には、マリンが餌にありつけなくてふてくされているのを見て、「ごめんね??」とひたすらあやしたり…これまで表情が固かった母と比べ物にならない位、劇的に変化しました。

我が家はこうして、マリンにハマってしまっています。