我が家には五歳と三歳の雌猫がいるのですが、実は五歳のココちゃんを迎えた第一の理由は、私の母と息子の関係がかなり険悪になっていたからなのです。

我が家は夫と私、私の母、息子が二人なのですが、そのころ十九歳と十六歳の息子たちに対する私の母、つまり息子たちから見れば祖母の干渉がひどくて、孫可愛さの愛情であることは私にはわかるのです。

しかし、思春期の男の子の立場で見ればうっとおしいだけで、特に言葉がきつい長男との衝突がひどくて、そのたびに家族みんなが巻き込まれてしまう状況でした。

ちょうど一年ほど前に十八年飼っていた雌猫が老衰で亡くなった経験をしていて、もし猫でもいれば家族の雰囲気がもう少し良くなるのではないかな、という期待を込めて里親サイトに申し込んだのがきっかけでした。

十八歳で亡くなったりりちゃんは長男を妊娠中にもらった子だったので、うちの息子たちは生まれた時から猫がいる生活が普通だったので、ペットがいない家の中は何となく静かで、思春期の息子たちもバイトや友達との付き合いが先となってしまい、あまり会話がない状況でした。

でもここちゃんがうちに来てからは、猫が中心の生活となり、笑いが絶えない雰囲気に変わっていきました。

ここは女の子にしてはとても大柄で凶暴で、来た当初の子猫の時代は暴れまわるとんでもない猫だったのですが、子猫という存在は息子たちにしたら初めてということもあって、引っかかれて血だらけになってもそのすべてがかわいくてたまりませんでした。

その二年後さらにもう一匹里親サイトから同じキジトラのモモちゃんをもらいましたが、このモモちゃんには夫がメロメロになっていて、仕事の疲れも吹き飛ぶようです。

この二匹がいるお陰で家族間に衝突が起きても緩和剤となってくれていて、家の中の雰囲気はいつも明るくなりました。