わたしの愛猫チェロは湘南の海辺で保護されました。
まだ子猫だったチェロはすくすく成長し、甘えん坊のかわいい成猫へと成長しました。

ある年、定期的にしている予防接種を、動物病院で受けました。
それはごく自然で当たり前のできごとでした。

しかし、数カ月後の夏の時期にチェロの様子がちょっとおかしいのです。
あまり食欲がなく、痩せてきました。

すこし心配はしていたものの、一時的な夏バテかなと思い、獣医さんに「一時的な夏バテだから心配ないですよ」と、言ってほしくて病院に連れて行きました。

しかし獣医さんの言葉はそうではありませんでした。
「貧血をヘマトクリット値が重度に低いです。
緊急に輸血が必要ですが、輸血をしても助からないかもしれません。」

そう言われました。 突然のことにわたしの頭の中は真っ白。
あんな元気だったのになぜ?

こんなにも愛おしい存在のチェロが、死んでしまうかもしれないなんて!

チェロはそのまま動物病院で飼育されている猫ちゃんから輸血をしてもらいました。

輸血をしたらヘマトクリット値は時的に上がりますが、自分で造血できないとどんどん下がり亡くなることになりますと言われ、それからチェロの闘病生活は突然はじまりました。

また体力が低下しているチェロは感染症にかかりやすいと思いお皿はミルトンで消毒し、家中を2日に1回消毒液で吹きました。

もちろんチェロの清拭は毎日行いわたしはやれる限りの看護生活しました。

食欲ももどり大丈夫なのかなと思いはじめた頃また突然食欲がなくなり、検査をしたところまたヘマトクリット値が著しく低くなっていました。

緊急の2度目の輸血。
その時獣医さんからは、「これが最後の輸血です。
これで回復しなかったら、あきらめて下さい」と告げられました。

輸血をしてチェロは一時的に元気になりました。
でも毎週行う検査では少しずつ数値が下がります。
チェロは自分の骨髄で血が作れないのです。

徐々にやせ細り、ふらふらとしています。
それから息苦しそうになり、自宅に動物用の酸素ボックスをレンタルしてできる限りの緩和ケアをしました。

ターミナルケアです。

チェロの最後の診断書には赤い字で、「骨髄停止」と書かれました。

闘病から約半年後の2月にチェロは天国へと旅立ちました。

若くて健康だったチェロの突然の病。

その原因は予防接種による感染の可能性が高いそうです。

病気を予防するために受けた予防接種が原因で命を落とすケースもあると言うこと、予防接種にもリスクがあることを、 皆さんに知ってもらいたいです。

わたしにとってチェロと過ごせた日々はかけがえのない日々でした。
チェロちゃん、ありがとう。