猫は吐く動物だと言われていますが、吐いた物や回数に注意していないと大変な事になる可能性があります。家には2匹の猫がいますが、つい最近そのうちの1匹が一日のうちに何回も吐くようになりました。 最初のうちは毛づくろいした毛を吐こうとしての物かとあまり気に留めていなかったのですが、あまりにも何回も吐くし、色は透明で何も一緒に吐き出されていなかったし、様子を見ると調子が悪いように見えたし、何よりも食欲がなかったので心配になりました。 普段からあまりたくさん食べる子ではないのですが明らかに食事の量が違ったので病院へ連れて行く事にしました。 病院へ連れて行くと「特に熱はないし見た目は大丈夫そう」と言われました。 ただ、もしかしたら異物を食べているかもしれないので念のためレントゲンを撮って見てみましょうと言われそうする事に。 その時のレントゲンの結果は胃の中には異物は入っていないようだと言われたのですが、レントゲン専門のスタッフに確認してもらったら連絡するという事で、その日は家に連れて帰りました。 病院で薬を投与してもらい少し元気になったかの様に思えたのですが、次の日になっても元気は良くならず食事も全くせず、一体この子に何が起こっているの?絶対に絶対におかしい! そうお思って病院に電話をするとレントゲン専門のスタッフが確認したところ胃の中に異物が発見されたので今すぐに手術が必要です。 と言われ頭が真っ白に!とにかくすぐに連れていかなければと主人と一緒に病院へ行きました。その日のうちに手術が行われ無事に終了しましたが、その傷口は縦に大きく20センチぐらいで可哀想で涙が出てきました。 一体、彼女の胃の中には何が入っていたのかというと糸のかたまりでした。 糸を飲み込んでもウンチになって出てきて仕舞えばよかったのですが、猫の舌はザラザラしているため喉の奥に糸が引っかかって吐き出す事もウンチで出す事もできなかったそうです。 そのままあと数日気がつかなかったら命に関わっていたかもしれないので気がつくのが早くてラッキーだったと言われました。 実は猫が具合が悪くなる数日前に主人のズボンの裾上げをしたのですが、その際に出た糸と毎日私達がしているデンタルフロスの糸が彼女の胃の中に入っていました。 別に欲しくなかったのですがドクターが丁寧に袋に入れてくれたので家に持ち帰りました。それ以降、糸や紐状のものには最善の注意を払うようになりました。 私たちが何気なくしている普段の生活の中にもペットにとっては危険な事がたくさん潜んでいるのだなと思いました。今では手術の傷口も少しずつふさがり食事もモリモリ食べるようになっていて安心しています。 |