17年という長い間、いつも寄り添ってくれていた猫のちゃーちゃん。
どんな時も自立心が強かったあなたが、晩年、腎不全を発症し、下半身まひになってしまっても、排泄行為を自分で行おうと這いずってトイレに向かう途中に失敗。

後処理をする私の姿を見て、申し訳なさそうな顔をしていたことを今でも覚えています。

寝たきりになって、食事がうまく取れなくなり、意識も混濁し始め、毎日のように動物病院へ点滴をしに行っていたこと、あなたにとっては苦痛だったのかもしれないけど、一日でも長く一緒にいたかったので、無理をさせてしまいました。

長年、診察してくれていた獣医の先生からの励ましの言葉を受け、本当に頑張ってくれて、余命三か月の診断が、八か月という延命をしてくれて、苦痛な思いをさせてしまったけど、一緒に生活できれうれしかったです。

49日が過ぎ、悲しみが癒えない最中、主治医の先生から、あなた宛てにハガキが届きました。

「ちゃーちゃん、楽しい思い出をありがとう。私が獣医になって初めて診察した猫があなたでした。
あなたと出会えてよかった。よく頑張りましたね。ありがとう。」とねぎらいと慈しみの言葉が書き添えられておりました。

あなたは、家猫だったから、ベランダから外を見るくらいで、外に出るのは病院くらい。
車に乗せると大騒ぎで、病院につくと、先生に「痛い思いをするから来たくないんだ」とばかりに、何か訴えるように鳴くあなたに、先生は「いらっしゃい。

会いたかったよ。元気してる?」とまるで、人間の友達に話しかけるような声かけをしてくれましたね。

「あなたは猫という自覚がなく、人間だと思っているから、そういう風に接してあげないとね。

ほかの子は注射や、治療中に暴れたり、泣き叫んだりするけど、あなたは泣き声一つ上げないし、暴れたりしない。我慢することを知っている子だから、対処しやすい。

かしこい、かしこい、えらい、えらい」って、まるで子供に語りかけるように接してくれていましたね。
お世話になっているときは、獣医師と看護猫の関係で、うまくその場をやり過ごそうとしているのかと思ってました。

でも、あなたという個体の特性を理解し、接し続けてくれた事、亡くなった後も、忘れずに寄り添ってくれていた事、本当に心根の優しい先生にお世話になれて、あなたを託して本当に良かったと思っています。

頂いたはがきは、今もあなたの思い出とともに大切に保管しています。先生には本当に感謝しております。ありがとうございました。