田舎というのもあり、私の町内、その近辺には野良猫が沢山います。 ご近所さんのお庭には猫ちゃんが住み着いていました。 その猫ちゃんはお母さん猫だったらしく、仔猫が生まれたとのこと。 その中から灰色と黒の猫ちゃんを引き取りました。 もうその時は既に乳離れしていて、少し目の焦点が合っていなくて歩き方はヨタヨタはしてましたが、しっかりした足取りの子達でした。 まだまだ毛もパヤパヤしていて、手のひらに乗りそうなサイズ…とても可愛らしい時期です。(あ、今も十分可愛いです(笑)) 家に上がってからは物陰に隠れ、警戒している様子… 試しにウェットフードをあげてみました。 …食べてくれました。 お水も自分で飲めるし、トイレも教えてもいないのにしっかり砂をかきしっかりと隠す、仔猫時代は全く手のかからない子でした。 引き取って数日の事でした。 ふと、まだ固形にもならない、安定しないうんちを見てみると白いものが…しかも細長い… 急ぎ病院へ。 想像通り寄生虫。住み着いていたのは灰色の子でした。 念のためということで2匹分のお薬を処方してもらいました。 ここで疑問が。 ”この子達は薬を飲んでくれるのか?” “どっかの記事で見た。嫌な子は吐き出してしまう”…と。 しかも灰色の子、更に目薬も処方。 詳しくは忘れてしまいましたが、くしゃみ、鼻水が出ていたので、そのお薬だったと思います。 ここから数日、猫との戦いが… まずは初日。小さな注射の形をした容器で液体の薬をあげるところから始まりました。 先生から教わったあげかた、そしてネットでも調べてみたやりかた。そして自己流。 優しく口の両脇をつかみ、口をこじあける(ごめんね…) そこからすぐに口の奥へ注入!!!もちろん、嫌がりました。 そして吐き出さないように口を抑える! …あれ? …無反応? ちょっと口をペチャペチャして、2匹とも離れていきました。 案外嫌がらないようで、あっさりとしててこれはこれで驚きました。 そして灰色の子、目薬のお時間です。 最初一人では悪戦苦闘、二人がかりで点眼していました。 慣れてくると膝立ち→足の間に猫を挟む→そのままかがむ→猫のまぶたを開く→点眼とスムーズに出来るようになりました。 あれ?もしかしてセンスある?と思っちゃうくらい。 ほんとに二人ともいい子すぎてビックリです。 そして薬がなくなり、ドキドキしながら2度目の病院へ…。 寄生虫も大丈夫、目の方も大丈夫。やったね! その検査の過程で耳の中を診てもらったらダニだらけでした。 まぁ、元々野良だもんね…寄生虫もいたしそうなるよね… 確かにしょっちゅう、ほんとしょっちゅう耳を掻いて頭をブルブルさせると黒い固体が出てきてたんです。 それがダニやら汚れやらの塊だったみたいです。 掻きすぎて傷が出来てたようなので、即お掃除していただきました。動物病院、他の子にも移っちゃうもんね。 これでやっと一段落しました。 その約半年後、 大きくなってきたので今度は虚勢手術をするときが来ました。 どっちも男の子ですが、念のため… これもまた、施術をして帰ってきてからめちゃくちゃおとなしい。 エリマキトカゲになって帰ってきましたが、すぐ取っちゃう!なんて事もなく、走り回ることもなく終了。 お薬もご飯に混ぜて、しっかり食べてくれました。 その数ヶ月後の事です。 黒い子の方がなんだかおかしい。 トイレを行ったり来たり、おしっこをしてる様でもない。数日間この調子でした。 ある日、おしっこの体制→出てない。 おしっこの体制→出てる。 おしっこの体制→少し出てる。 ちょっと待てよと思いGoogle先生に相談したところ膀胱炎の可能性大ということで急ぎ病院へ。 案の定膀胱炎でした。しかも体質的なものなので、仕方ないとのこと。 ぶっとい注射、ほんと人差し指と親指で丸を作ったくらいの注射と小さい注射を4本ほど打ってもらいました。 (体のどこにそんなに入るんだ…) まず治ることは基本的にはないということで、療法食に切り替えです。 今はロイヤルカナンp/hコントロール CLTというものを、黒猫ちゃんだけ食べています。 1ヶ月半ごとにご飯を病院へ買いに行っています。 2キロ約6,000円、なかなかの出費です。 でも大好きなこの子達の為です♪ 対して灰色の子は、食にがめついですが2キロ約1,200円のご飯、とても安上がりですね(笑) 現在もこの食事で生活してますが、全く問題もなく元気に生活しております。 このまま何事もなく、長生きしてくれたらとても嬉しいですね。 |