私は10年以上ハムスターを飼育していました。今回はその中でも印象に残っているエピソードのうちの1つをご紹介したいと思います。

我が家にそのハムスターがやってきたのはまだその子が生まれて1か月と少し経った頃でした。

種類はジャンガリアンハムスターのノーマルで、買った当時は男の子だと思っていたこともあり、ちび助と名前を付けました。
ちび助は普段はおとなしい子なのですが、時々妙な行動力を発揮することがありまして、まだ家に来て間もないころに何度もケージから脱走しました。

場合によってはなかなか見つからないこともあり、最長で1週間見つからなくて、ご飯も食べられずに辛い思いをしているのではないかとか挟まって出られなくなってないだろうかとかものすごく心配していたのですが、戻ってきてくれないかなと開けていたケージ内のひまわりの種が少しずつ減っていっていることに気が付きまして、ちび助は夜中こっそりケージに戻ってきてしっかりとご飯を食べていることがわかり、そのころにはあまり心配することもないのかなと思うようになりました。

戻ってきたところを狙ってからはすぐに発見と捕獲ができるようになったことも大きかったです。

脱走については回数が多いことも不思議でして、初めのうちは私自身がまだ小学生でしたのでケージの入り口の閉め忘れですとかお散歩タイムにそのままになってしまったのだろうかと思っていたのですが、原因は全く別のところにありました。

当時、私はハムスターを飼うときに金網タイプのケージを使用していたのですが、その金網の隙間(1㎝程度だったと思います)から脱走していたのです。

きっかけは脱走現場を夜に母が偶然目撃したことにあったのですが、頭を一生懸命に外に出そうとして、そのまま頭をなんとか外に出すと体はかなり平らになりますからスルッと外に出てそこから楽しい夜のお散歩に出かけようとしていたようです。

原因がわかってからは、金網の比較的隙間が大きい造りになっている部分を塞いで出られないようにしてそれからは脱走がほぼなくなりました。

ジャンガリアンハムスターはハムスターの中では小さい部類に入る種類ではありますが、まさか金網の隙間から脱走するとは思っていなくて当時はかなり衝撃的でした。

それにまさかケージに戻ってきて夜な夜なご飯だけ食べていたということも加わって今でもはっきりと覚えています。

ある程度大きくなってからはケージの隙間を塞いでたものを取りましたが、その頃にはもう脱走できなくなっており、ちび助だけはそのことをあまりわかってなかったのでしばらくは金網と格闘していました。

因みにその後のちび助は脱走が面倒になったのか、お散歩が終わったら自分からケージに戻ってくるハムスターになりました。

ケージの入り口を開けてあげると、ひょっこり寝床から顔を出してお散歩に出かけるのですが、30分程度経つ頃には開けたままにしておいたケージに自分から入ってきました。

ハムスターが小さい隙間から脱走するといった話は聞いていましたし、私はその時ちび助を飼育する前にすでに3匹のハムスターを飼育していたのですがちび助が同じジャンガリアンハムスターの中でも少々小柄かつまだ小さかったからでしょうか、こんなにも脱走されたのは初めての経験でした。

ちょうどちび助を飼育し始めたケージも確かに構造上四隅の金網の隙間だけ他の隙間(5㎜程度)よりも大きく脱走に適しいていたことも原因だとは思うのですが。

小さいハムスターを飼うときはこんな隙間から?とこちらが驚くような狭さの隙間から器用に脱走されてしまうこともあるので用心が必要なのだと悟った出来事でした。