私自身小さい頃から犬を1匹飼っていました。その子はペットショップで買い我が家に仲間入りしました。最初はものすごく人見知り、誰にも懐かず、散歩も行きたがらなくてどうやったら一緒に散歩をしてくれるんだろうと日々考えていました。 ご飯も食べることをしなくて、このまま餓死しちゃうのかなと思いました。毎日毎日話しかけ怖がらないようにゆっくり撫でてあげました。いつも触ると震える犬がスリスリしてくれました。それが私と愛犬ラッシーの物語です。 小学校へ行きながら帰ったら散歩にご飯、少し遊ぶとすごく喜んでくれました。ですが、学年、中学校、高校、社会人になると私も散歩は行きますが遊ぶ時間も減ってしまいました。 そんな中、高校生のときに家が火事になりました。私はどうしてもラッシーには生きて欲しかった。なので首輪を外して遠くで生き延びてもらうことを決断しました。 だけどすぐに戻ってきて私も怪我はしなかったですが私の近くに来てずっと寄り添ってくれました。それからです。私が不登校気味になればいつも私の側でずっと寄り添ってくれて、一緒に寝たこともあります。 私が帰れば嬉しそうにしてくれて私が家に居たら遊んでと吠えて。私もやがて社会人になり家をでることになりました。忘れちゃうかなって思いましたが忘れることなく私が帰ると嬉しそうに吠えてました。 ですが14歳をすぎた頃、ご飯を食べれなくなり尿も出なくなりました。母が心配して病院に連れて行ったら肝硬変、腎不全、尿路感染をしてました。 もって1週間。先生には私が帰るまで、1番一緒にいた私が最後を看取れるまで持たせたいと話して仕事柄夜勤があったので急遽明けで帰ることに。 そしたら夜勤の日に意識不明になって病院に行ったら明日までもつかわからないと言われたそうです。次の日仕事をきっかりに終わらせてもらって自宅に戻ると管で繋がられている愛犬の姿。 声を掛けて見ると今まで意識がなかったラッシーが意識を取り戻して私を見ました。慌てて抱き上げるとそのまま私の腕の中で引き取りました。 あとあと聞いた話によればあの状態で意識を取り戻したのがすごい、よく頑張ったねと言われました。 私はあの瞬間僕が居なくてももう平気だよね?って言われてる気がしました。本当に14年間ラッシーとの思い出がいっぱいです。ラッシーの死で私は命の大切さも知ったし、一生懸命生きようと思いました。 |