栄養不足で起こる疾患として栄養失調からの病としてタンパク質の栄養失調が起こるとイヌは寝てばかりいたり、消化能力が落ち、感染症に対する抵抗力がなくなってしまいました。

長期間の状態が続くと血清タンパクが減少し、浮腫や腹水が現れてしまいました。

脂肪の不足の場合、総カロリーの不足と必須脂肪酸の不足につながり、乾燥肌、粗剛な被毛、抜け毛などがあり、成長期にこの栄養失調を起こすと十分な発達を遂げることができなく、発育障害となりました。

さらに、イヌはストレスを受けると、一時的な食欲不振になり、もし短期間に極端な体重の減少が起こった場合には、何か大きな病気かもしれないから、動物病院を受診しました。

たくさん食べるのに痩せてしまうときには、吸収不良や消化不良、代謝亢進を示す様々な疾患を疑う必要となり、また、悪液質という状態が、痩せが続いた場合の最終段階で現れました。

癌や糖尿病、心不全などの末期に生じるもので、このイヌは過剰代謝の状態にあるため、高カロリー食を与えていても削痩が進んでいくことがあり、原因疾患の適切な診断と治療が必要となりました。

ミネラルの過剰摂取、過不足による疾患として、カルシウムは、動物の体内において、血液の凝固や、筋肉の収縮、神経の興奮の伝達など、生命維持に欠かせない役割を果たしています。

食餌によって摂取されたカルシウムは小腸で吸収され、骨に運ばれます。余分なカルシウムは、そのまま糞便中へ排泄されたり、腎臓を通り尿中へ排泄されます。

排泄能力を超える過剰カルシウムは、主に骨格異常の症状を示してしまいました。

カルシウムの過剰摂取は、標準的な量のカルシウムを含むペットフードであっても、過剰に与えたときや、補助的にカルシウムを与えたときに起こりました。

短期間で急速な成長を遂げる大型犬種の子犬では小型犬種よりも多くのカロリーを必要とし、骨格の成長も急激であり、その影響が強く現れてしまいます。

このため、若齢犬用のドッグフードはカロリーあたりのカルシウム量が低くなるように調整されています。

血液中のカルシウム濃度が一定以上になると、ホルモン量が増し、骨や軟骨の発育に影響を与えるため、成長期の子犬の骨と軟骨の正常な発育を妨げ、肘関節、股関節などの骨格の異常を引き起こしてしまいました。

イヌ体内のマグネシウム量の調節は主に腎臓によって行われています。従って、腎機能が低下し、マグネシウムの排泄機能が低下し、高マグネシウム血症をおこすことがありました。

高マグネシウム血症は低カルシウム血症と同じように、筋肉や骨格、神経、血管、心臓に関連した症状を示します。

高マグネシウム血症と低カルシウム血症は同時のときもあります。

そして、腎不全に関連した高マグネシウム血症では、ほとんどの症状は高マグネシウム血症そのものによるものではなく、高窒素血症が原因となってしまった飼いイヌのときもありました。