11才で縁あって我が家にやってきたポメラニアンの女の子。とても穏やかな性格で家族みんなで可愛がっていました。

14才になった頃、陰部から膿が出てきて、食欲もなく、ぐったりし病院へ。子宮蓄濃症でした。

緊急手術を受けました。高齢なので心配でしたが手術は無事終了し、元気に退院しました。お腹はワイヤーで縫われていたため、1週間後に抜糸をするのですが、退院してすぐに発作を起こし、突然倒れ痙攣しました。

焦ってまた病院へ。しかし大事には至らずしばらく様子を見る事に。お腹の傷は綺麗に治ってます。と獣医さんに言われ、1週間しないうちに、抜糸することが出来ました。


食欲も徐々に出てきて元の生活に戻れると思いましたが、白内障が悪化し、ほとんど目が見えない状態になってしまいました。

病院で白内障の目薬を処方してもらい、毎日、目薬をし、目やにが出るので、ぬるま湯で絞った脱脂綿で目の回りを拭きました。

元々あまり吠えない子でしたが、退院してから全く吠えなくなり、家族も心配していましたが、手術後3カ月後くらいに、やっと一吠えワン、と鳴いたときは家族で喜びました。



目が見えなくなっても家族が呼び掛けると、キョロキョロして探し、自分の好きな場所に頑張って歩いていきました。歯もほとんどなく、目も見えませんが、カリカリのトッグフードも食べれるようになりました。

元々後ろ足の関節が悪く、片方の足は浮かせて歩いている状態でしたが、高齢と病気のせいもあり、歩行が困難になりました。ほとんど前足を使っての歩行で、前足にも負担がかかり、肉球が変形してしまっていました。

手術から1年が経ち、15才になり両目は白内障で完全に真っ白、歯もほとんど残っていない状態でしたが、きちんとカリカリご飯を食べました。

トイレも自らペットシーツまでなんとか歩いていき、水も給水器で飲めていましたが、なかなか、体重が増えず、体はガリガリ。


病院で高カロリーのフードを教えてもらい、柔らかくして与えました。冬の寒い日はペットヒーターの上で暖めていましたが、それでも震えがとまらず、こたつに一緒に入り、体を暖めたりもしました。

相変わらず吠えないままですが、とても表情は穏やかで優しい子でした。

手術から1年7カ月、前日まで食欲旺盛でしたが、家族の見守る中安らかに息を引き取りました。とても静かに穏やかな最後でした。


私が悔やんでいる事は、家に迎え入れたときに、すぐに避妊手術をするべきだったと思いました。

手術がしてあれば子宮蓄濃にはならなくて済んだからです。しかし、15才まで生きれて良かったと思います。

今まで可愛らしい笑顔を沢山ありがとうと愛犬に伝えてお別れしました。高齢にもかかわらず、手術をしてくれた獣医さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。