愛犬を大切に育ててる人にとって、愛犬は我が子のようなもの。私の家もそれに漏れず、本当に子供のように大切に、育ててきました。 家族と共に穏やかに生活できるように、外では人や他のわんちゃんに対して威嚇等することなく可愛がられるように。 半分冗談、半分本気で「お母さん(=私)より長生きするんやでー」といつも話しかけています。そんな可愛くて大切な我が子にふりかかった「心臓病」という診断。 獣医師から言われた時、サーっと血の気が引きました。小型犬に多い病気なのも、我が子がシニアの年にかかっているのもわかっています。 でも、可愛い我が子がシニアになっているということも受け入れ難かった私は「うちの子は大丈夫…」と思いたかったのです。 詳しい病名は僧帽弁閉鎖不全。血液の逆流によって心臓もやや肥大していました。 ただこの時点ではまだまだ初期なので直接的治療ではなく、興奮する場面を減らして心臓への負担を減らすことにしました。 インターホンの音や知らない訪問者への吠え癖がある我が子。吠えグセを直すよう再度しつけるとともに、攻撃性をなくす為去勢手術を行いました。 去勢をしていないと病気になる可能性が上がりますが、それまでなかなか体にメスを入れる覚悟が出来なかった為、ちょうどいい機会でした。 しかし、手術をし、しばらくしつけを見直して過ごしていましたが、完全には吠えグセも治らず、同時に病気も進行していきました。 心不全には6段階あり、そのうちの2段階目になった時点で血圧を下げる薬を開始しました。 まずは1日1錠、今後進行したら増やす予定になっています。その後病気の進行を予防する為、毎月診察してもらい様子観察を続けました。 2年弱問題なく過ごしていたのですが、ある日心臓に鋭い雑音が混ざっていると言われました。 穏やかに日々過ぎていて、2年間変化なくきていたのでまだまだ進行しないとどこかで思っていた私はまたショックを受けました…。 エコーの結果、今度は大動脈弁も閉鎖不全を起こし逆流が始まっていました。心不全の6段階中4段階目。 吠えグセを完全に治してやれなかった事、この2年の間に私の出産があり愛犬にとって環境が変わってしまった事、いろんな事を後悔しました。 出来る限り一生懸命対処していたのですが、可愛くてたまらない我が子にもっとしてやれることはあったのではないか…。 しばらく落ち込みました。でも落ち込んでいても前を向いても病気は元には戻りません。 まずは獣医師の勧めでジルケーンという感情を穏やかにするサプリを開始し、現在再度しつけを見直しています。 もう愛犬も今年で11歳。しつけでどれほど変化があるのか、もしくはしつけが負担にならないか、心配ではあります。 ですが、いまも私の横で寝息をたてている可愛い愛犬が1年1日1秒でも長く、私達家族の側で幸せに穏やかに過ごせるようこれからも一緒に暮らしていきたいと思っています。 |