我が家では今6歳になるヨークシャテリアを飼っています。 とても元気で愛らしく、それまで大きな病気なんてしたことなんてありませんでした。 しかしその日は突然やってきました。 1年ほど前、5歳になったばかりのころのことです。 朝私が仕事に行く前に身支度を整えていると、愛犬が突然小刻みに震えだしました。 最初は「あれ?なんだか様子がおかしいな・・・。」そう思いじっと見守っていました。 震えはおさまるどころか、悪化していく一方でした。 バタバタ暴れまわるということはありませんでしたが、そのうち立っていられなくなり、床に伏せた状態になってしまいました。 私はとても驚きました。しかし以前にかかりつけにしていた動物病院の先生が、うまく伝えられないときは動画を撮るといいとおっしゃっていたのを思い出し、なんとか冷静に動画を撮りました。 そしてその日のうちに動物病院へ行きました。 動画を見せると先生は「てんかんか、脳炎の可能性もあるね。少し様子を見て、また発作がすぐに起こるようならMRIを撮ったほうがいいかもしれない。」とおっしゃいました。 てんかんは聞いたことのある病気でしたのでそこまで驚きはしませんでした。でも脳炎・・・。 聞きなれない病名でしたので、帰宅して急いでネットでいろいろと調べました。 予後がよくないこと、あまり長生きできない、そのような内容のことばかりが目に入りました。 発作が起きませんように、そう願うばかりでしたが、その日の夜にも朝と同じような症状を起こしました。 1分位で収まりましたが、さらにはそのあと嘔吐も起こしてしまいました。 これはきっとよくない、そう思い次の日の朝、すぐにまた病院を受診しました。 先生に万が一のことも考えてMRIをすすめられたので、承諾し、すぐに予約を取ってもらいました。 それでもMRIを撮れるのは1週間後くらいだったので、とりあえず発作を抑えるお薬を処方してもらいました。 後日、大きなセンターで麻酔をかけてMRIを撮ってもらいました。 しかしその場でははっきりした結果がでないとのことで、検査所で詳しく調べてもらうために髄液まで採取されました。 「現段階では脳炎ではないと言い切ることはできない。」とセンターの先生に言われ、数日結果を待つことになりました。 この子が脳炎だったらどうしよう・・・そんな思いで帰りの車の中では涙が止まりませんでした。 不安な数日を過ごした後、てんかんであると診断されたとかかりつけの病院の先生から電話をもらい、また号泣してしまいました。 今でもてんかん発作のお薬は毎日飲まないといけませんが、それ以後発作も1度も出ず、元気に毎日を過ごしてくれていることに日々感謝しています。 |