あれは私が小学校入学したての頃です。両親と買い物にきたついでにホームセンターに行くことになりました。

当時ホームセンターにはペットショップのような動物の展示販売がおこなわれていたので私は喜んで両親の手をひきホームセンターの入り口に向かいました。

そこにはいつもは無い見慣れないおじさんと店の正面に大きなケージがありたくさんの子犬がいたのです。

おじさんは引き取りてを探していたようで両親に話をしていましたが私はそのケージから目が離せませんでした。

たくさんの子犬が私をみて吠えるなかたった1頭だけ丸くなり私に見向きもしなかったのです。


ふわふわな毛並で小さな茶色い犬でした。私はその子を抱きしめるとおじさんに欲しいと言いました。

両親は何度も飼い方なんて知らないし飼ったこともないから無理だと言いましたが私は頑なにその子を離しませんでした。

最終的には自分で面倒をみなさいと許可が下りました。私と子犬との日々は突然始まったのです。その日からは大変でした。

毎日毎日笑顔の絶えない日々でした。食事の準備や散歩など日常的なことや子犬のいたずらで大切なおもちゃを壊されてケンカした日もありました。


子犬の成長と共に自分も成長していくことが嬉しいと感じ本当の兄弟のようだと両親は毎日嬉しそうに私たちを見てくれていました。

子犬との出会いがなければ今の私はないのではと思うほど幼かった頃に寂しいと感じることなく育ちました。

そして子犬を通して人を思いやることや大切にすることを教わりました。ぬいぐるみのようなもふもふ子犬には感謝してもしきれないほどです。