昨年我が家の最長老猫モネが19歳で鼻の奥に出来た癌が原因で旅立ちました。

それまではとても丈夫な子で大きな病気やけがなどしない健康優良児で獣医さんにお世話になるのは毎年のワクチン接種とノミダニのお薬を処方して頂く時くらいで飼い主にとっては本当にありがたい子でした。

昨年の2月頃から片目が腫れだして涙が止まらなくなってきました。

最初は結膜炎にでもなったんだろうと獣医さんに頂いていた目薬を差していましたが 日を追うごとに片目の腫れがどんどん酷くなり顔が変形し始めました。

慌てて掛かり付けの先生に見ていただくと「モネちゃんはガンです」と言われ目の前が真っ暗になりました。

先生は「癌が手術しきれない場所に出来ているし19歳と高齢だから手術は無理かもしれない」と仰いました。
19歳と言うと人間では90歳を超えているおばあちゃんです。

そんな年の子に顔半分を失う程の手術には到底耐えられないだろうという事で
沢山家族と話し合い穏やかに過ごせるように積極的な治療はしないという方針を決めました。

それから先生の了解を取り私が良いと思う自然療法を試してみました。

するとパンパンに膨れ上がっていた目の周辺から膿が噴出して来たのです。その膿を付きっ切りで拭ってやるのが私の日課になりました。

食欲が無くなり3㎏あった体重も痩せてしまい2㎏台になって元気だったころの面影はすっかりなくなってしまいました。

それでも獣医さんから出して頂いた犬猫用の栄養補助パウダーをぬるま湯で溶かし更に大好きなち〇ーるで味付けをしたものを与え何とか命をつないでいました。

寒い時期だったので湯たんぽを段ボール箱に入れてその上にビワの葉・さらにタオルを敷き寝かせて簡易的なビワの葉温灸を施しました。

正直効果があるかは分かりませんでしたが兎に角モネの身体が少しでも楽になるなら何でもやってあげたいと思いました。

ビワの葉温灸のお蔭か毎日自分でトイレに行きしっかりとした排泄をしていました。

モネのスケジュールは厳密で午前中は段ボールの中でビワの葉温灸をし夕方はストーブの前そして夜は大好きな母の布団に入り眠るというパターンが決まっていてそれが出来ないと激しく鳴いて抗議しました。

最後の最後まで自分の意思で居場所を決めて主張したモネは本当に精神力の強い子だと思います。
紙の様に軽くなってしまったモネを抱き上げるのが辛かったけどモネが頑張っているのに

私たち人間が弱音を吐いてばかりいられないと励まされていました。

そして5月のある日、目から大量に出ていた膿がピタリと出なくなりモネの細胞が活動を止めた事を悟りました。

それが19歳まで精いっぱい生きたモネの最期です。