我が家では四年前からうさぎを飼っています。 種類はホーランドロップイヤー。お迎えしたときの価格は2万円程度と、言い方は悪いですがお手頃でした。 飼い方はネットで調べたり、書籍を購入したり万全…と思っていました。 ところが、うさぎの病気について何も調べていなかったことを後悔しました。 とは言っても今も毎日、元気にやんちゃに部屋を走り回っています。 ここでタイトルについてお話します。 「うさぎの医療費」についてです。 うちのうさぎは二年前、下から大出血をしました。 家から一番近くの病院にかかったろころ、「子宮の疾患」だということが発覚しました。 医者の提案は「子宮を摘出する」 あるいは、「こんな小さい体で手術するとストレス過多で死んでしまう恐れがある」 すなわち「ゆっくり死を待つ」ということでした。 そこで一度、念の為紹介してもらった「エキゾチックアニマル専門の病院」へうさぎを連れていきました。 車で約45分の道のり。うさぎにとっての長距離移動はかなりのストレスだとわかっていました。 診察の結果、費用は入院費込みで30万円。 でも大切な家族です。この子の命には代えられないので、子宮を摘出することが決定しました。 手術から数日の入院でうちのうさぎは回復しました。 しかしうちのうさぎはさらに数カ月後「鼻涙管閉塞」という病気にかかりました。 鼻涙管が細菌に感染し、詰まっているので涙が止まらず、手に負えない状態。 かわいそうなので再び前述の病院へ通院し、目薬と飲み薬を投与しています。 毎月の費用は大体1万円。一年で12万という計算になります。 しかし完治の兆しはなく、死ぬまでこの病気と付き合っていくことになりました。 見た目はいつもどおりで元気ですが、涙は延々と溢れ、鼻はひゅうひゅうと音を鳴らし、 炎症を起こしてとても痛々しい姿です。 つまり、高額を支払っても病気は治るとは限らないということです。 それでも私や私の家族は、エゴだとしてもペットに長生きしてほしい、 出来る限りいつまでも一緒にいたいという思いで治療を続けています。 |