かれこれ、10年位前に母と一緒にテレビの番組で見た保健所にあずけられている犬が殺処分で待っている風景を見ました。

それはそれは、怯えていて、自分の死を感じている様でした。

私の家にも、その番組を見る何ヶ月か前まで、1匹の犬がいました。譲って頂いた犬でしたが、とてもお利口さんの犬でした。

「多分、人間にいじめられたのかもしれません。」とその頂いた方は言われていましたが、そのお宅には、もう既に犬を養っていらっしゃって、その犬がヤキモチを焼く様な事を言われていたので、引き取りてを探されていたのだそうです。

頂きに行くと同時に我が家は、他県に引っ越しをしたので、その犬も私たちと一緒に車に乗って、新しい土地に来ました。

その車の中でも、初めて乗ったのでしょうか、何回も車酔いをして、吐きそうになると車を停めて、休憩をしながら、という引っ越しなのか、初めての犬のドライブなのか分からない状態で、通常の時間の3倍くらいかかり、やっと着きました。

その犬は黒い犬でしたが、もとの飼い主さんが「しろう」となずけていたので、私の家では、「シロ」になってしいました。

シロは、もとの飼い主さんも言われていたようにとても、大人しい犬でした。

10年間程、一緒に過ごしましたが、蟻か蚊に刺されて、皮膚病を患い、今まで出したことのない様な声を上げて、亡くなってしまいました。

その時、動物病院に連れていけば良かったと後悔だけが残っています。

後から聞いた話ですが、犬は蚊に刺されるのが、とてもしんどいのだそうです。それが命取りになってしまったと思うと、「殺処分」で死ぬのを待っている犬を見た母は、居ても立っても居られなくなったのでしょう。

早速、次の日に保健所に行き、捨てられていた犬の中から、1匹、もらってきました。

その犬は、もらった時はとても、小さくて白い可愛い犬でしたが、なんとなんと、半年も経たないうちに中型犬~大型犬程の大きさに成長してしまいました。

その犬は、「ハナ」と名付けられましたが、名前とは裏腹に私の両親が甘やかしすぎたのもあったのでしょうか。

何をしても構わないという様な状態で、家の中を走り回っています。

しかし、1度、顔の所に大きなこぶみたいなのが、出来たので、その時ばかりは「ガンじゃないかな?」等と、「シロ」の死なせたことを後悔していたので、動物病院に連れていきました。

とても、手に負えないので、先生に来てもらって症状を見せて、「睡眠薬を飲ませて、明日、病院に連れて来て下さい。」と言われました。

そして、手術をして頂きましたが、「ガンとかではなく、単なる脂肪でした。」と言われ、ほっとしたのやら、むっと来たのやら。。。

今も元気に、それこそ、じゃじゃ馬の様に家の中を走り回っています。