おばあちゃんネコと家族になったお話 | 犬猫医薬品比較《予防対策・感染駆除・各種ジェネリック》

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動物を飼ったことがなかった私は、結婚して、猫のしょぼさんが家族になりました。
付き合ってる頃から、すぐ懐いてくれて、膝の上にのってきてたしょぼさん。たぶん、子分だと思われてただろうし、「こいつ新入りだし、しょうがない構ってやるか」って思われてたと思います。

しょぼさんは、主人が学生の時に拾ってきた猫で、それから18年生きているのでかなりの高齢。それにしては毛並みもよくて、ツヤツヤしてて、尻尾も長くてきれいでした。でも、歯は全部抜けてて、近所のボスだったしょぼさんも、いつのまにか家の中までよその猫に入ってこられるようになってしまいました。

偶然、他所の猫がうちに入ってきたその現場に居合わせた私は、猫同士のけんかの中に入れるわけもなく、家の中を走り回る2匹を追いかけていくだけ。他所の猫をとりあえず外に出さないとこの場は収まらないと悟り、逃げ道を作ってやったらすごい勢いで逃げていった。

それを毛を逆立てて威嚇して、にらみつけてるしょぼさん。普段おだやかなおばあちゃん猫なので、そんな姿を見たのは初めてでした。頑張ったね、ってゆっくり撫でてやって、だんだん落ち着いたしょぼさんは、悲しそうに散らばった餌を食べてた。
 

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そんなしょぼさん、私が仕事休みの時にしゃっくりみたいな声がして見に行くと、白目になり痙攣を起こしたみたいになっていました。病気なのか、猫との生活は初めての私にはわからないことだらけで、どうしたらいいかわからずオロオロと見守ることしかできません。

10分程度で治まって、近くに寄ってきて大丈夫だよって言ってるみたいに手をペロペロなめにきてくれた。
この後から2~3日に一回はこの症状が起こっていました。そして、しょぼさんがやたらやんちゃになって、思えばこの頃はもうボケ始めてわからなくなってたのかもしれません。

以前だったら絶対テーブルの上に乗らなかったし、柱で爪といだりもしてなかったのに、私の前でだけ悪いことするようになって叱ることが増えました。

そんなある日、気付いたらしょぼさんが庭でまた例の発作症状を起こしてて、急いで家の中に入れました。しばらくすると症状も治まり、その夜も一緒に寝たのですが、翌朝起きたら私の足には赤い点々が沢山でかゆくてたまりません。

どうやらしょぼさん、ノミを拾って来てたみたいです。恐らく、砂浴びしてたら痙攣を起こしたのでしょう。このノミのせいで体力を奪われたのか段々呼吸が荒く、ベッドの上から動かなくなってきました。

あまりにも症状が続くため、念のため病院に連れて行こうという話になりました。抱えると暴れるので、バスタオルに包み私が抱き、無理やり車に乗せて義母の運転で動物病院へ。
 

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先生から心臓の弁が弱ってるから起こる症状なので「何もできない」って言われました。苦しそうでも何も出来ない、「老衰」です。
もう体が限界に来ているということでした。実際に、病院に連れていくのに、しょぼさんも嫌がり暴れたことでだいぶ体力を消耗してしまって、家ではぐったりしていました。

高齢なのはわかってるけど、病院に行けばどうにかしてくれると思って少し期待をもっていってしまったから後悔ばかり。こんなになるなら連れて行かなきゃよかったです。

その1か月後、みんな仕事に出払ったあと、一番最初に帰宅した義母さんが倒れてるのを発見。
ちょうど、お仏壇の前で倒れて息を引き取っていたらしく、そのままお仏壇の前で線香あげて、私たちの帰りを待っててくれた。

誰もいないときに苦しい思いを一人でしてしまったしょぼさん。みんなでお墓を作ってお祈りしました。
猫は死ぬ間際に姿を消すっていうけど、しょぼさんは外で痙攣を起こしてたときに出て行こうとしてたのかもしれないです。私が家の中に入れてしまって、体力もなくて出ていけなかったのかもしれません。

猫との生活が初めての私は、家にいてくれてよかったのか、いなくなってくれたほうがよかったのか。今でもどっちがよかったのかはわからないです。
これから先、猫を飼うこともないでしょう。しょぼさんは私の一生の中で最初で最後の猫の家族でした。

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