病気を心配してくれた犬

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今までに沢山の犬や猫を飼ってきました。
9割が保護した子達でした。
その中でも犬の優しさに心打たれて私自身の病状が良くなった時のことをよく思い出します。

その犬の名前はマル子ちゃん♀、柴犬とのミックス。クリーム色の優しい子。気品のある女の子。数年前、空に旅立ちました。
マル子を保護したのはスーパーの駐車場にあるスピード証明写真ボックスの下。小さな小さな子犬でした。
可哀相なことに、真夏の猛暑の日でした。
一緒にいた母親に運転を任せて、保護をした犬の身体チェック。
ものすごい蚤だらけ!!!まっくろくろすけ並みに、触れただけで沢山の蚤が動くのが見れた程…
獣医にかけて、身体をきれいにすると、数日で元気はつらつの子犬になってくれました。

それから毎日2回の散歩をして、近所の堤防まで行くと、リードから離してやり、犬をおもいっきり遊ばせてやりました。
我が家では犬は外の犬用建屋で飼うことになっているので、寝食こそは一緒ではなったけど、私とマル子は大親友でした。
10年が過ぎ、マル子が老犬になったころ、私は精神科系の病気から始まり体調を酷く崩してベッドで過ごす時間が多くなってしまいました。
勿論、私とは散歩に行けなくなったマル子は、異変に気付いていたのでしょう。
久々にマル子のいる建屋に様子を見に行くと、今まで見たことのない何かを訴えている目で私を見つめてきました。

毎日一緒に遊んで色々話をして、気持ちをわかってくれていたマル子は私の病気を心配していたのでした。
マル子を抱っこして、しばらく泣いてしまいました。
それからは、毎日マル子の建屋に話に行くようにしました。本当に彼女は私の気持ちを理解していたと思います。
体調が悪く散歩には行けなかったけれど、庭の中で一緒に歩いて遊べるようになりました。
心と体のエネルギーが相当低下していた私は、マル子の優しさに心打たれて、元気になる努力を重ねました。
闘病から1年が経過し、私が元気を取り戻しつつあった頃、マル子は年のせいで、後ろ足が弱まってしまっていました。
ゆっくり散歩には行くものの、二人で走り回った堤防にはもう行けなくなっていたのです…

もうマル子には、会えないけれど、一緒に過ごした時のことをよく思い出します。
犬って、飼い主の心を解ってくれるんですよね。
命あるものは必ず滅す…分かっているけれど、飼っている動物を別れるのはとても寂しい。
でもね
マル子のことを思い出すといつも心がほんわかします。
ありがとう。

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