■フィラリアとは
フィラリアには種類があり、犬・猫に寄生するのは犬糸状虫という種類で、感染経路は主に蚊を媒介して寄生することが分かっています。

フィラリアの症状は、犬と猫では差があります。認知度や発症度は猫の方が低く発見されにくいとされてます。又、猫の場合犬と比べて症状は重度になる傾向があり、症状が出ないまま突発的に死に至るケースもみられています。下記に犬と猫の主な症状と病態をご覧ください。
慢性の呼吸症状(咳・呼吸困難)・四肢がむくむ・腹水・肝臓、腎臓の機能障害・のどの渇き・尿の色が赤褐色になる・歯茎や白眼が黄色くなる(黄疸)
慢性の呼吸症状(咳・呼吸困難)・嘔吐・下痢・体重が減る・嗜眠(元気が無く睡眠時間が多い)・食欲低下・失神・アナフィラキーショック(突然死)

■フィラリア薬の効能・効果・作用
しかし、体内(心臓内)に残ったフィラリアの遺骸が肺動脈に詰まる恐れがある為、成虫駆虫薬投薬後は約4~6週間は安静にする必要があります。

その為、フェラリアによる炎症を抑える為のステロイド剤の投与や、フィラリアが肺動脈に詰まる事を防ぐ為の管支拡張剤の投与を中心に治療を行っていきます。

又、フィラリア症予防薬を投与する事でフェラリアを予防する事ができます。
フィラリア症予防薬の投与の頻度は、毎日ないし一日おきの投与や月単位や年単位に投与など種類があります。
■フィラリア薬の副作用
フィラリアの薬は『治療薬』と『予防薬』があります。
いずれにしても副作用が少なく安全性が高いとされていますが、フィラリアの薬の副作用が全くないわけではありません。
フィラリアの薬の副作用とされている症状として、大静脈症候群(呼吸困難)・嘔吐・食欲低下・元気がなくなる・顔面の腫脹・意識障害・運動麻痺・突然死(アナフィラキシーショック)等の報告があり投薬後は注意が必要です。
まず、フィラリアの薬の副作用の原因として、既にフェラリアに寄生されている場合に予防薬を投与した場合です。
予防薬を投与する事により、血液中に寄生していた多量のフェラリアの幼虫が一斉に死滅する事が影響し、アナフィラキシーショックを発症する恐れがある為です。
その為、フェラリアの予防薬を投与する際には必ずフェラリアに寄生されているかの検査を行う必要があります。

検査の結果が陽性の場合は、まずはフェラリアの成虫の駆除を行い、その後フェラリアの幼虫の駆除をしてからフェラリアの予防薬を投与しましょう。
体内に寄生しているフェラリアは、段階を踏んで駆除する事により、より安全に使用する事ができます。
又、フェラリアの薬に含まれているチアセタルセミドは、肝臓・腎臓にて濃縮され毒性変わる為、胃や腸を傷つける事があります。
その他に、イベルメクチンという成分は特定の犬種(コリー犬やオーストラリアンシェパードなど)の脳内にまで薬が入り込み重大な副作用を引き起こす可能性がある為、投与の使用料には注意が必要です。
主な症状としては、嘔吐やよだれ、運動麻痺や昏睡などが報告されています。

■フィラリア薬の使い方・使用方法・服用方法
使用方法としては、個体の体重に合わせて薬の調整を行っていく為、必ず決まりの指示に従って投与しましょう。
現在インターネットサイトでフェラリアの薬を取り扱っている事があります。ちゃんと犬猫の体重や成長度の理解があればネット通販での個人輸入で購入した方が格安です。

■フィラリア薬の注意事項
フェラリアの予防薬は豊富にあり、近年ではインターネットで手軽に入手する事ができるようになりました。
しかし、フェラリアの薬は個体の体重や犬種によって薬の種類や投与量が変わってきます。
又、フェラリアの薬にはアナフィラキシーショックによる突然死などの副作用があるため、用法用量をちゃんと守ってください。

■フィラリア薬の購入後のレビュー・感想
【一部抜粋記載】
私は、室内で中型犬を飼っております。
動物病院でフェラリアの検査をしたところ寄生はしていなかったのですが、今後のフェラリアの予防としてインターセプタースペクトラムを購入いたしました。
うちの子にはタブレットは若干大きかったらしく、服用しずらそうな様子が見られましたが味がついており普通の錠剤よりはスムーズに投与する事ができました。
インターセプタースペクトラムはフェラリア以外の体内寄生虫の駆除もできる為、まさに一石二鳥です。副作用もでる事なく、元気に過ごしております。
■フィラリア薬の種類
フィラリア予防及びノミ・ダニの駆除。月に1回投与することにより、寄生を予防し駆除も期待できます。
犬用フィラリア予防薬です。日本で販売の『カルドメック チュアブルP』と成分、メーカー、使用方法もすべて同一 Merial(メリアル)社製
ストロングホールドは、海外の欧州市場版で国内では【レボリューション】になります。
ストロングホールドもレボリューションも、中身の有効成分から使用方法・メーカーなどすべてにおいて同じものになります。
ストロングホールドは、スポットオン式のチューブタイプになり、フィラリア(犬糸状虫)やノミの予防に加えダニ(ミミヒゼンダニ)の駆除などにも効果があります。
インターセプターは、インターセプターチュアブルとも呼ばれ国内だけでなく海外でもフィラリア予防・駆除の両方に人気あるおくすりになります。またインターセプタースペクトラム(チュアブル)は、回虫や鉤虫、鞭虫やサナダ虫などの回虫駆除に効果があるとことで知られてます。
パノラミスは、錠剤タイプでフィラリア予防だけではなく、ノミ・マダニだけでなく犬糸状虫症予防・消化管内寄生虫駆除剤(犬回虫・犬鞭虫・犬鉤虫)などの体内寄生虫駆除の効果もある犬用のおくすりになります。
パノラミス錠は、【スピノサド】と【ミルベマイシン】の有効成分により月に1回の1錠で済むので、愛犬だけでなく飼い主の負担を少しでも減らしてくれるので便利です。