障害のある猫

コラム

家には障害のある猫がいます。名前はミミ。産まれたときは障害もなく元気な猫ちゃんでした。それから6年くらいたったときのことです。

家が道路に面したところにあり、そこで車に跳ねられてしまったのです。跳ねられた直後、そのままダッシュで家の中に走りこんできて屋根裏に逃げ込みそこでひたすらニャニャン鳴いてました。呼んでもなかなか出てこなくて、それでもお母さんと一緒に呼び続けてたら少ししておりてきました。

見た感じ怪我という怪我はなくて、大丈夫だったのかなって思うくらい普通に歩いていました。事故にあったっていうのも実は私も家族も見ていなくて、近所の人が見ていたのを教えてくれただけだったので、どの程度の事故だったのかは詳しくわかりませんでした。
それから様子をみていると一つの変化に気づきました。ミミのチャームポイントの綺麗な長い尻尾。それをダラーンと引きずって歩いているんです。
204
あれ、なんかおかしい..そう思って尻尾を掴んでみたら何の反応もしないんです。これはダメだと思い、病院に連れて行きました。

診断の結果、病名は忘れてしまったんですけど、車に跳ねられたときに腰の部分をぶつけてたことにより、そこの神経が破壊されて麻痺してしまっている。体の機能的には、排泄が自力ではもうできないとのことでした。尻尾に関しては引きずり続けちゃうと傷になってそこから化膿したりと違う病気になるリスクがあるから切っちゃったほうがいいと言われ、あれだけ長くて綺麗だった尻尾を切ってウサギの尻尾みたいになっちゃいました。

自力で排泄ができなくなったミミの排泄は1日3回、人の手で膀胱を絞って出す、病院にそんなに通えないからそれを家でお母さんがやることになりました。
そこからお母さんとミミの戦いが始まりました。病院の先生とは違い、慣れないお母さんのやり方が痛くて鳴いて引っ掻くミミ..最初の頃はお母さんの手は傷だらけでした。
201
強くやりすぎると膀胱がダメになっちゃうという恐怖ともお母さんは戦ってたと思います。便の方は多少でなくてもところてん式に押し出されるからそんなに不安にならなくても大丈夫だと言われました。でも人間もそうですけど、便秘は辛い。尿に関しては出さないと体に害なのは一緒なんです。

そんな生活を続けてもう15年が経とうとしています。1日も1回も欠かさずお母さんとミミは頑張ってきました。今はもうお母さんはプロになっています..(笑)尿の出方で健康状態がわかるときもあるそうです。

ミミも20歳を越えてボケてきてはいますが元気にやってます。何よりも障害を抱えながらこんなに長生きしていることに病院の先生が驚いていました。結局はお母さんの愛で障害なんか吹っ飛ばしてミミも頑張って長生きしてくれてるんだと思います。
家には欠かせない家族の中心です。

このページの先頭へ