私が猫派になったきっかけ

コラム

以前、私が同居していた人は猫が物凄く好きな人でした。
なかでも黒猫が大好きでした。
私は、実家では代々犬を飼っていたので猫という生き物に免疫がなく、嫌いではないけどちょっと怖い、という存在でした。

ある日、同居人が凄く嬉しそうな顔をして仕事から帰ってきました。
手には小さくて痩せっぽちの黒猫の赤ちゃんがいました。
「今日から飼う」と言って水をあげたりしていました。
私としては、可愛いけど怖い、という感覚が拭えず、指先で少し触る振りをしたりしていました。

すると同居人が、「お風呂で猫を洗う。いいよって言ったら連れてきて」と言い出しました。
私は全力で拒否しました。
「無理無理!私まだ指先でちょっと触ることしかできないもん。連れて行くなんて無理!」
しばらく考え込んでいた同居人は、「・・・大丈夫!」と何の根拠もなくGOサインを出しました。
子猫と二人きり。
この状況だけでどうしていいか分からない私。
二人の間に流れる微妙な空気。
そんな時に浴室から「いいよ、連れてきて」の合図が。
子猫に触るのが怖い。力加減が分からない。爪が怖い。歯が怖い。
でももうやるしかありません。
ありったけの勇気を振り絞って子猫を抱えて浴室の同居人に渡しました。

この最初の荒療治がなかったら、私はいつまでも猫に触れなかったかも知れません。
それからは子猫がとても可愛くて仕方がなくて、おもちゃやらキャットタワーやらを買い与える、完全な親ばか状態でした。

その後、いろんな事情で猫が2匹ほど増えましたが、みんなそれぞれ性格が違ってとても楽しく面白かったです。
こうして私は完全に猫派になってしまいました。

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