生後8か月でFIP(猫伝染性腹膜炎)発症 | 犬猫医薬品比較《予防対策・感染駆除・各種ジェネリック》

コラム

アニマルシェルターから引き取ってきた生後6か月の雄猫(ジョウスケと命名)は臆病だけれども優しく甘えん坊な子でした。
引き取ってきたときは少し風邪邪気味だったので、病院で猫風邪用の目薬と錠剤を処方してもらいました。

しかし、2週間投薬を続けても風が完治せず、1か月ほど投薬が続きました。その間は目やにが出ていたりくしゃみをしていたりはありましたが元気に走り回り、ご飯もたくさん食べていたのでそれほど心配はしていませんでした。

しかし、風邪の症状がなくなった頃、食欲はあるものの今まで登れたいたところに登りにくくなったり、低いところでも降りるときにへっぴり腰になっていたり、後ろ脚の動きが鈍いように感じました。

どこか怪我でもしたのか優しく後ろ足を触ってみますが、痛がるそぶりはありませんでした。食欲もあったのでまたしばらく様子を見てみようとそのままにしていました。

 

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しかしそれから2週間ほどすると、腹部がポッコリと膨らみ食欲の減退も見られるようになり元気に走り回るとこも少なくなりました。

これは何かが起きていると思いすぐに動物病院へ。触診と血液検査後、に先生からの説明を受けました。

発熱、脱水症状と重度の貧血、そしてそれらを総合するとおそらく猫伝染性腹膜炎(以下FIP)だろうとのことでした。

FIPという病名も今まで猫を飼っていて聞いたこともなかったので、名前だけ聞いたときは少し重めの腹痛なのかなと治療の先に完治があるのだと思っていました。
しかし先生からの口からは「はっきりとは断言できませんが、おそらく余命は1年もないでしょう。

完治はできず対処療法しかありません。」という絶望的な未来を告げられました。EIPとコロナウイルスが猫の体内で突然変異し、正常な細胞や神経を破壊してしまい腹水が溜まり、黄疸が出てきます。現在では有効な薬は無く、延命処置しかないというものでした。その日からジョウスケと私はFIPとの闘病を始めました。

 

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インターフェロンとステロイド剤を投与し、発熱や体の痛みをできるだけ和らげてあげようとしました。

しかし、ジョウスケの症状は一向に良くなることはなく、寝込む時間が増え薬を飲みこみ力も弱くなり投薬を始めてから2週間でおむつをするようになりました。
水も飲めなくなったので自宅で点滴をし、可能な限り子猫用のミルクを少しずつでも飲ませました。

ジョウスケが治療を嫌がって暴れるようになったので人間のエゴのような延命処置はどうなのだろうと悩みましたが、近いうちにお別れが迫っていると私自身感じていたのでできる限りの介護を続けました。

その3日後、ジョウスケは朝から様態が急変し、そのまま眠るように病院で息を引き取りました。

生後わずか8か月でお空に帰っていきました。アニマルシェルターから引き取ってから3か月ほどしか一緒に過ごせず、最後まで辛い治療を続けたことを思うと今でも胸が痛みますが、いつかまた生まれ変わって、うちの子になって欲しいなと願っています。

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