猫の嘔吐と異食行為

コラム

猫はじぶんの舌でグルーミングするので毛玉を吐き出したりと嘔吐しやすい動物のようです。
たまに日に1~2回吐くのはそれほど問題がないようですが、我が家の飼い猫は、ある日から日に何度も吐き、しかも内容物は毛玉でも食べたものでもなく唾液のようなものばかり吐く日々が数日続きました。

心配なので、動物病院に連れて行こうと思っていた矢先、あるとき猫がトイレから出てきた姿を見てびっくり。お尻の穴から5cmくらいのひものようなものが出てきていました。
嫌がる猫を押さえつけて、お尻から出てきているひものようなものをよく見てみると、どうやらそれは、古新聞などを束ねるビニールひもでした。
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その状態のまますぐに、動物病院を受診すればよかったのですが、「もしかしたら引っ張ったら取れるかも?」と私の勝手な判断で、その猫のお尻から出ているビニールひもをそっと引っ張ってしまいました。
しかしひもは、全く取れませんでした。取れるどころか引っ張ったせいで、逆にひもは全部、猫のお腹の中に入っていってしまいました。

パニックになりながら、動物病院へかけ込みました。
やはり獣医さんからは、お尻から出ていたひもは絶対に引っ張らないほうがよかったと言われてしまいました。

検査をした結果、このまま放置して便といっしょにひもが出てくる可能性もなくはないが、最悪な場合、腸閉塞になり死んでしまう場合も考えられるとのことで、手術をしてひもをとりのぞいたほうが良いとのことでした。
すぐに緊急手術をしていただきました。猫のお腹からは、なんと30cm近いビニールひもが入っていたとのことで本当に一命を取りとめました。
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猫の舌はグルーミングをして毛を絡めとれるようにざらざらしています。
そのざらざらした舌は、ひもなどを口にしてしまうと遊んでいるうちに舌に絡みついて取れなくなり飲み込んでしまうそうです。またひも以外にも猫のおもちゃなどを誤って飲み込んでしまう場合もあるようです。

自ら異食を好む猫もいるようですので注意が必要です。我が家でもこの一件から、ひも類やビニールなど我が家の飼い猫が好みそうなものは、猫の手の届かない引き出しの中などにしまうよう用心しています。

猫がビニールひもを異食したのは、いつどこで食べてしまったのかはわからなかったのですが、あのとき日に何度も嘔吐したのは、その影響だと後になってからわかりました。
猫が思い当たる原因もないのに嘔吐が続く場合は、異食の可能性もあるのだとしりました。

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