犬も人間も同じ!同じように病気になり歳をとります。犬も大事な家族です。

コラム

初めて飼った犬に話です。スピッツと雑種の子供で茶色のスピッツみたいな犬でした。
お散歩ではなかなかいうことを聞いてくれず、どんどん先に行こうとするので、子供だった私では引きずられてしまい、散歩は父の仕事でした。

ずいぶん歳をとってから父が散歩に久しぶりに行き、彼もとてもうれしそうに帰ってきました。でもその後から、後ろ脚が動かなくなってしまいました。病院にいくと椎間板ヘルニアでもう治すことはできないとのことでした。

まだ動きたい彼は前脚だけを使ってずるずると歩いていたのですが、今度は動かない脚の腸骨のあたり両方に床ずれみたいのができてしまいました。今思えばコンクリートにすっていたのだから、床ずれが出来るのは当たり前だったのです。床ずれができる前になんとかしてれば・・と残念に思います。
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初めは小さな傷だったのに、あっというまにぐちゃぐちゃと大きくなってきました。傷だけでもかわいそうなのに、そこに蛆がわいてしまいました。私は傷の手当はいくらでもできますが、どうしても虫はだめで妹が出でくる蛆を一生懸命とっていました。

何日か頑張ったのですが、どうにもいなくならないので、病院にお願いしました。病院では丁寧に蛆を取ってくれて毛もきれいにかってくれました。そこからは床ずれの処置が毎日続きました。朝晩消毒して薬をぬりガーゼ保護しました。

それに自分では体の向きを変えられないので、これ以上床ずれがひどくならないように2時間ごとの体交をしました。父はまたハエがよってこないように、彼の周りを透明の板で囲い上は細かい網をかぶせた家を作ってくれました。

妹は食事の介助をしました。排泄もうまくできないので子供用のおむつにしっぽの穴を開けて使用しました。この状態が1年半続きました。

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彼は体が動かなくても私たちが帰ってくればいつもの通りしっぽを振って迎えてくれますし、名前を呼べば答えてくれました。どんな様子になっても私たちの家族でした。だれも嫌がることなくできることをしました。みんな体交にいっただけでもなでたりお話ししたり、いつもすぐには戻ってきませんでした。
だんだん食が細くなり、体も骨と皮だけになっていきましたが、ずっと私たちのかわいい家族でした。1年半長いようで短く家族で協力してきたので、後悔はありませんでした。

彼がいってしまったときはとても悲しかったけど、この1年半ずっと側にいられたし、まだ子供だった私や妹に年をとり死に向かっていく様子や介護の大変さ、死とはどういうことかをおしえてくれました。彼と一緒にいられて本当によかったと思います。

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