犬の無意識の仮病

コラム

私には1歳ラッキーと8か月マロンの二匹の愛犬がいます。
先日のことです。マロンの方が避妊手術を終え家に帰ってきました。手術から2日後ということでまだ抜糸もしておらずお腹には痛々しいv跡が残り、首には傷口をなめないようにとエリザベスカラーを付けた状態でした。

家に帰ってきても痛いのかじっと横になったままでたまにか弱く鳴くくらいでした。私はどうしてもマロンの方にばかり気をとられてしまいラッキーに構ってあげる時間がだんだん短くなってしまいました。
母も同じで仕事から帰ってきてずっとマロンにつきっきりになり正直ラッキーの事は頭から抜けていました。

そうなって面白くないのはラッキーです。以前の半分も遊んでくれない。鳴いてもお姉ちゃんなんだからと怒られるだけで構ってもらえない。マロンに近づいてもすぐに離される。そのようなうっぷんがたまっていたのでしょう。
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ある日、買い物から帰ってくるといつもと様子が違っていました。いつもなら真っ先に駆け寄ってくるラッキーが来ない。よくみるとケージの中でぐったりと横たわっていました。顔は左半分がパンパンに腫れ上がりまるで虫に刺されたようでした。

急いで動物病院に連れて行き診てもらいましたが顔に刺し傷などもなく、触っても痛がる様子はありません。原因不明と言われ現状観察ということになり治療もなにもなく家に戻りました。

家に帰っても起き上がる様子はなくぐったりとしたままです。顔の腫れも治まる様子はありません。その日は私と母で二手に分かれ母はマロンを私はラッキーを看ることにしました。
その日私は久しぶりにラッキーがご飯を食べるとこを見て、久しぶりにラッキーの相手をして久しぶりに一緒に同じ布団で寝ました。
次の日、私が起きるとラッキーはすでに起きていて私が起きたのに気付くと嬉しそうに顔をなめてきました。そこで気づきました。ラッキーの顔の腫れが綺麗に引いていました。
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朝一番で動物病院に連れて行き先生に説明すると、先生からストレスからの無意識な仮病と言われました。犬の中でもたまにいるそうです。
飼い主の態度が急に変わったりすると仮病という形で身体に異変があるようにみえる場合があるそうです。

今回は、手術から帰ってきたマロンに飼い主が2人ともかかりきりになり突然相手してもらえなくなったラッキーが自分もマロンみたいになればと思った結果顔が腫れたのではないかと言われました。

愛犬を無意識に仮病を使わせるまで寂しい思いをさせたことにとてもなさけなくなりました。それからはラッキーとマロンを平等に扱いラッキーの顔の腫れが出ることはありませんでした。犬の無意識の仮病は言葉が離せない犬からのサインなんだと感じる出来事でした。

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