栄養失調による脱肛 | 犬猫の薬情報《効果・副作用・最安の口コミ》

コラム

ボランティアさんから保護した柴犬を引き受けました。我が家に来た当初はあばら骨がパット見で分かるほどガリガリに痩せており、体重も3キロほどの成犬でした。

虐待により、食事もロクにもらえない状態から救出されてきたようです。愛想もよく、先住犬ともすぐ仲良くなり、栄養さえつければ問題ないかと思われました。

しかし、排便時の下痢がひどく、お尻から赤いものが見えていたため、病院に連れていくと脱肛といわれました。栄養失調により筋肉が衰え、排便した際に肛門を引っ込める力もないとのことでした。

処置としては砂糖水で浸した綿花を局部にあて、収縮したところで指で押し込めるように言われました。

何度かその処置を繰り返すものの、状態は悪くなり、だんだんと指で押し込めることも出来なくなり、最後にはこぶし半分位の大きさにまで腫れ上がり、泣き叫ぶようになりました。

 

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救急で病院にいくと、麻酔したうえで一晩、肛門の口を仮縫いのように軽く縫い合わされました。翌日、抜糸をしたものの、同じ状態が繰り返されました。そこの病院では、もうその処置を繰り返すしかないと言われました。

そんな処置を繰り返えす拷問のようなことはしたくはありませんでしたので、違う病院でセカンドオピニオンを受けました。転院して、犬の負担が少なくなればとすがる思いでした。

転院した病院では、目の前で起きていることも大事が、なぜそうなっているかの原因をしっかり見極めた上で根本的な治療をしなければいけないと言ってくださいました。

人間ドックなみの検査を受け、消化器官の機能が衰えていること、また、下痢が続いていたことが大きな原因と判明しました。まずは消化吸収のよい療養食に切り替え、投薬を続けました。

 

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開始当初はまだ指で押し込めてやらねば、自力で引っ込めることはできませんでしたが、徐々にその頻度も減り、半年後には自力で肛門を引っ込めるまでに回復しました。

ボランティアから引き取って2年になりますが、もう脱肛の心配はありません。
消化器官の弱さは他の犬に比べると少し弱く、時々下痢をすることはありますが、それでも脱肛はありません。

しかし、肛門を縫われた痛さ、また、脱肛の都度、指で押し込められる違和感により、お尻に触れるだけでビクビクするようになってしまいました。

ブラッシングするだけでも腰の辺りをブラッシングするとビクビクするほどです。
お尻を何もしないと分かると安心しますが、やはりお尻には意識が集中しているようです。
そのメンタルな部分については、あせらずゆっくりと補っていきたいと思っています。

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