もっと早くに… | 犬猫の薬情報《効果・副作用・最安の口コミ》

コラム

私は動物看護師として働いていました。
中学2年の時から飼い始めた愛犬のダックスのルルちゃん。

動物看護師働き始め3年目の時。いつものように病院で勤務していたら、一本の電話。母からでした。ルルちゃんの様子がおかしいと。段差も登れず、ヨタヨタしていて、たまに白目もむくらしい。

私の勤めている病院は自宅から結構遠かった為、母に近くの病院に行くように言った。家に帰ると普通に元気にしているルルちゃん。母に聞くと、電話の後元気になってきたとの事。

何だ大丈夫か、と思いルルちゃんを抱きかかえると、体が熱い、体を触ろうとすると少し痛がる。私はやっぱりおかしいと思い、翌日私の病院に連れて行く事にしました。採血、レントゲン、エコー、と色々しました。白血球の数値が異常に高く、エコーにはお腹にたくさんの膿が。

catdog08

子宮蓄膿症…
子宮に膿が溜まり、放置していると死亡してしまう病気です。

この病気は避妊手術を幼犬期に行っていれば100%予防できる病気でしたが、当時の私は麻酔をかけてまで、ならないかもしれない病気の為に避妊手術をする事に抵抗があった為、愛犬にはさせていませんでした。

また普段、発情の際毎回出血がある子はなりにくいのですが、出血がない子は膣が閉鎖されそういった細菌が中に溜まりやすく子宮蓄膿症になり易いのです。今思うと、愛犬は閉鎖型で出血がありませんでした。なりやすかったと言う事ですね…。

診断が出て、すぐ緊急手術になりました。
普段手術の助手もしていましたが、さすがに愛犬の助手にはなれませんでした。

手術が始まり開腹した瞬間、膿がお腹の中に溢れ出ていました。子宮が破れていたのです。

通常、軽い子宮蓄膿症だったら子宮にぱんぱんに溜まった膿を子宮ごと摘出する為、避妊手術とさほど時間も変わらなく、回復も早いのですが、愛犬は子宮が破れ、膿が腹腔内に漏れ、腹膜炎を起こしていました。

この状態で良く歩いていたなと…。限界まで頑張っていたのだと思うと涙が止まりませんでした。

catdog09

何とか子宮を摘出し、腹腔内を何回も洗浄し、あとは愛犬の回復力にかけるしかありませんでした。
点滴で抗生剤をずっと打ち続け、入院2日目。

朝、出勤し入院室を見るともう元気良く動き回る愛犬!通常1、2日はぐったりしている子が多い中、愛犬はあんなに腹膜炎を起こしていたのにもう動き回っているのです!

私は一気に安心してまた涙が止まりませんでした。先生もビックリしており、もう明日には家に帰って良いかもなと言いました。

もう1日手術が遅れてたら亡くなってたかもしれないと先生が言っていて、本当に早くに助けれて良かったと思いました。

そして、なによりこの時動物看護師になって自分の愛犬を救えた事が本当に嬉しかったと思いました。

このページの先頭へ